オリジナルTシャツを作るときにオススメのTシャツメーカー
オリジナルTシャツを作成するときにTシャツのデザインと同じくらい重要なのが、素材となる無地Tシャツの品質です。
今回はオリジナルTシャツのベースとなる、Tシャツ本体の選び方について説明します。
現在、オリジナルTシャツの素材として用いられる無地のTシャツには、さまざまなメーカーのものが使われていますが、一般的に馴染みのないメーカーも多く、Tシャツ製作の初心者はどれを選んでいいのか判断が難しいと思います。
そこで今回は、プリント用の無地Tシャツを作っているTシャツメーカーの中から、とくに人気が高く実績のある会社をピックアップしました。Tシャツ作成時の素材選びに参考にしてください。
激安プリントサービスのTシャツは要注意!
いくら素敵なデザインでプリントされたオリジナルTシャツであっても、Tシャツ本体が低品質なものだと、数回洗っただけで首周りがヨレヨレになってしまうことがあります。
多くのオリジナルTシャツの作成サービスでは、Tシャツのサイズや厚さと一緒にメーカー名が記載されていますが、この記載が見当たらない場合は注意した方が良いでしょう。とくに、激安価格を謳っているオリジナルTシャツショップで、Tシャツのメーカー名が記載されていない場合は、品質の良くないTシャツ生地を使っていることがあります。
「せっかく作ったオリジナルTシャツなのに洗濯したら型崩れしてしまった」という残念な結果にならないためにも、Tシャツのメーカー名は必ずチェックしたいポイントです。
オリジナルプリントTシャツの定番メーカー「Printstar」
Printstar(プリントスター)は日本のトムス株式会社が展開する、Tシャツやスウェットを中心としたアパレルブランドです。
1981年の創業以降、日本のプリンタブルウエア(無地の衣料にデザインをプリントできるアパレル)のリーディングカンパニーとして、さまざまな種類のアパレルウェアを世に送り出しています。
日本国内のプリントTシャツ業界では「プリントTシャツといえばプリントスター」というほど、定番中の定番メーカーであり、カラーやサイズ展開も他メーカーに比べて圧倒的に豊富なバリエーションがあります。
80年以上の歴史を誇る国内プリント向けアパレルの代表「United Athle」
United Athle(ユナイテッドアスレ)は日本のキャブ株式会社が展開するアパレルブランドです。
80年以上の歴史を誇る無地衣料品メーカーであり、Tシャツだけでなく、ポロシャツやスウェットパーカーなど、さまざまな種類のプリント用無地ウェアを取り扱っています。
低価格とクオリティーを両立させたアパレルウェアが特徴で、海外でも人気の高いメーカーです。とくに型崩れしない頑丈さには人気があり、その高い信頼性から、自衛隊のアンダーウェアにも採用されるほどです。
Printstar(プリントスター)と並んで、プリント向けアパレルの代表的なメーカーですので、オリジナルTシャツ製作時にTシャツ素材とどうするかで迷ったら、PrintstarかUnited Athleのどちらかにしておけば間違いありません。
機能重視のスポーツ向けオリジナルアパレルに最適な「GLIMMER」
GLIMMER(グリマー)もJellanと同様にトムス株式会社が展開するブランドですが、こちらはアクティブシーンでの使用を追求したスポーツウェアに特化したブランドです。
通気性・速乾性に優れたドライ生地のTシャツや、炎天下での紫外線をカットするUVカット機能を備えたTシャツなど、さまざまなスポーツシーンで活躍するウェアが揃っています。
サッカーのチームウェアや体育祭などのクラスTシャツとして人気の高いブランドです。
長年着られる飽きのこないデザインのTシャツを作るなら「Cross Stich」
Cross Stich(クロスステッチ)は東京のフェリック株式会社が運営するアパレルブランドです。6.2オンスのマックスウェイトTシャツに見られるように、しっかりと厚みのある生地を使った、長年着られる飽きのこないデザインが特徴です。
すっきりと着れる女性的なシルエットが特徴の「TRUSS」のTシャツ
TRUSS(トラス)は東京のフェリック株式会社が運営するアパレルブランドで、スッキリと着れる女性的なシルエットのTシャツが特徴です。襟ぐりの大きく開いた女性向けのTシャツを作りたい時におすすめです。
世界中で愛されているグローバルウェアブランド「GILDAN」
GILDAN (ギルダン)はカナダのギルダンアクティブウェア社が展開しているアパレルブランドです。非常に頑丈で型くずれしない生地を使いながらもリーズナブルな価格で購入できるのが魅力で、アメリカやヨーロッパをはじめとして世界中で愛されているウェアブランドです。
細身のシルエットのオリジナルTシャツを作りたいときは「Jellan」
Jellan(ジェラン)は先述のPrintstarと同じ、トムス株式会社が展開しているアパレルブランドです。Printstarの品質を維持しながらも、若者向けにアレンジされた細身のシルエットや、デザイン性を重視したリブや首周りなどが特徴です。薄い生地のTシャツが多いため、春夏などの暖かい季節にさらりと着るのに最適です。
2019/09/12 追記
公式サイトで「Jellan(ジェラン)ブランドを、在庫商品限りで終了させて頂きます。」とアナウンスがあり、現在は生産を終了しています。
着心地の良い優しい肌触りのTシャツを作りたいなら「DALUC」
DALUC(ダルク)はPrintstarを展開しているトムス株式会社が展開しているアパレルブランドで、着やすさにこだわった優しい肌触りのTシャツが多いのが特徴です。
これまでのオリジナルTシャツ作成は、どのメーカーも似たようなシルエットのものが多く、プリントデザイン以外は、なんとなく似たり寄ったりになってしまっていましたが、DALUCのTシャツには、ここ数年のトレンドである「スリムで着やすいウェア」が多数揃っているため、Tシャツ作成がさらに楽しくなるでしょう。
2023/04/13 追記
公式サイトでDALUCブランド終了のアナウンスが掲載されており、現在は生産を終了しています。
豊富なカラーバリエーションと安心の日本品質「Maximum」
Maximum(マキシマム)は、日本の総合ユニフォームアパレルメーカーである株式会社ボンマックスが展開するユニフォームウェアのブランドです。あまり一般には馴染みのないメーカーかもしれませんが、1906年の創業以降、さまざまな有名企業の制服・ユニフォームを手がけている実績のあるメーカーです。豊富なサイズ展開とカラーバリエーションの多さが特徴なので、他メーカーで見つからなかったTシャツカラーもここなら見つかるかもしれません。
2023/04/13 追記
公式サイトからブランド紹介ページやカタログが消えていたので、おそらく取り扱いを終了したものと思われます。
1世紀以上続く米国の代表的なアンダーウェアメーカー「anvil」
anvil(アンヴィル)は1899年にアメリカにてアンダーウェアメーカーとして創業した、1世紀以上の歴史を誇るアパレルメーカーです。
Tシャツの製造は1976年にスタートし、丈夫な縫製と豊富なカラー展開によって、Tシャツを「下着」から「ファッション」へと発展させたメーカーとして有名です。
ちなみに、私が学生の頃に頻繁に購入していたアメリカのロックバンドのTシャツは、多くがこのanvilか後述するFRUIT OF THE LOOMのTシャツでした。これらは20年近く経った今でも全く型崩れしていません。
果物ロゴを知らない米国人はいない「FRUIT OF THE LOOM」
FRUIT OF THE LOOM(フルーツオブザルーム)は衣料品、とくにアンダーウェアの製造・販売を行うアメリカのメーカーです。1851年創立の伝統ある会社で、1990年代に売上低迷により経営危機に陥りましたが、2002年にバークシャー・ハサウェイ社(英語: Berkshire Hathaway Inc.)に買収され、再生しました。
筆者はずっと「フルートオブザルーム」だと思っていましたが、日本語の公式サイトでは「フルーツオブザルーム」と表記されているので後者が正解のようです。
- FRUIT OF THE LOOMのTシャツ素材でオリジナルTシャツが作れるサービス
- tmixで「FRUIT OF THE LOOM」のTシャツを探す
- オリジナルプリント.jpで「FRUIT OF THE LOOM」のTシャツを探す