オリジナルTシャツを作る時に選べる生地や素材の種類
オリジナル製作においてはプリントするデザイン以外に、Tシャツの生地選びも重要です。今回はオリジナルTシャツを作るときに、どのような生地素材を選べるのかを解説します。
Tシャツ生地と印刷サイズ、価格の関係
オリジナルTシャツの価格は、Tシャツ生地の厚さや、プリントするデザインの印刷の大きさ、一度に注文する枚数など、様々な要因によって決まります。生地の厚さ及び印刷の大きさと価格の関係は下記の図のようなイメージになります。
つまり「とにかく安くオリジナルTシャツを作りたい」という場合であれば、最も薄い生地のTシャツにワンポイントだけ印刷を入れる、という選択が最適ということになります。
但し、低価格だからと言って安易に薄い生地を選ぶと後々後悔することにもなりかねませんので、きちんとメリットとデメリットを把握した上で選びましょう。Tシャツ生地の厚さについてはオリジナルTシャツを作るときの生地のオンス(厚さ)の選び方も参考にしてください。
また、これらはあくまでもスタンダードな綿100%のTシャツに限った話であり、スポーツ系のドライTシャツやメッシュ素材のTシャツは、薄い生地であっていても価格は高めに設定されている場合が多いので注意してください。
Tシャツ生地の素材の種類について
オリジナルTシャツの価格は生地の厚さとプリントするデザインによって大きく変わることを説明しましたが、もうひとつ重要なのが、Tシャツ生地の素材の種類です。Tシャツ生地の素材には様々な種類があり、生地よって可能な印刷方法も異なります。
綿100%
しっかりとした着心地で繰り返し洗っても型くずれしない、Tシャツの定番素材です。誰でも扱いやすい頑丈さとリーズナブルな価格が特徴なので、初めてのオリジナルTシャツを作るときは、まず綿100%のTシャツを使って作るのが良いでしょう。
トライブレンド
トライブレンドとは、コットン・ポリエステル・レーヨンの3種類の糸をブレンドした素材です。トライブレンドのTシャツはとても肌触りが良く快適な着心地なので、普段のファッションにも取り入れやすいのがポイントです。
ドライ
ポリエステル100%、もしくはポリエステルと綿の混合素材です。通気性がよく乾きやすいため、スポーツチームのユニフォームTシャツをはじめ、フィットネスやヨガスタジオのオリジナルTシャツとして用いられることも多いようです。
メッシュ(鹿の子)
ポロシャツの生地として定番の綿とポリエステルの混合素材、いわゆる鹿の子生地を使ったTシャツです。メッシュ素材のサラリとした肌触りと通気性でスポーツ向けのオリジナルTシャツに人気の素材です。
無名メーカーのTシャツ生地は要注意
オリジナルTシャツの生地は国内から海外まで様々なメーカーのものが使われており、それぞれの印刷サービスやオリジナルTシャツ業者によって取り扱いのTシャツのメーカーは異なります。
先程説明した通り、基本的にTシャツの生地が薄いほど価格は安くなりますが、無名メーカーのTシャツ生地はくたびれやすく、ひどいものだと2〜3回洗っただけでヨレヨレになってしまうものもあります。
最近ではほとんどの印刷サービスが、きちんとしたメーカー製のTシャツ生地を使っていますが、中には聞いたことのないようなメーカーのTシャツを使っている業者もあります。
価格が安いというだけで薄い生地を選んでしまうとせっかくのオリジナルTシャツの寿命が短くなってしまいますので、Tシャツ生地のメーカーは必ず確認するようにしてください。
どんなメーカーを選べば良いのかわからないときはオリジナルTシャツを作るときにおすすめのTシャツメーカーも参考にしてください。
そのショップで人気のある売れ筋Tシャツなら安く作れる
Tシャツ生地は厚くなるほど価格が上がると説明しましたが、厚さのある丈夫なTシャツでも安く買える場合があります。
Tシャツ印刷業者の人気商品や売れ筋商品に注目してみるとわかりますが、生地が厚い丈夫な無地Tシャツなのにもかかわらず、他の商品に比べて半額くらいの価格になっていたりすることがあります。
これはその印刷業者が、特定のTシャツメーカーから大量に仕入れをすることによって、1枚あたりの仕入れコストを下げ、販売価格を安くしているためです。
このような売れ筋商品であれば、価格が激安だからといって素材のや印刷の品質が落ちたりすることはありませんので、出来る限り安く作りたいという場合は、そのショップに売れ筋商品や特化商品があるかどうかを必ずチェックしましょう。
まとめ
以上、オリジナルTシャツを作る時に選べる生地の素材について紹介しました。
スタンダードな綿のTシャツ以外にも、様々な素材・シルエットでオリジナルTシャツが作れるので、定番よりもちょっと変わったTシャツを作ってみたいという方は是非、Tシャツ生地の素材にもこだわってみてはいかがでしょうか。