ビッグシルエットTシャツのオリジナル作成のコツとオススメの印刷サービス

近年、アパレル市場ではリラックス感のあるビッグシルエットTシャツ(ビッグT、オーバーT)の人気が継続しています。従来のTシャツとは異なり、肩を落としたドロップショルダーや広めの身幅が特徴で、ジェンダーレスファッションの広がりとともに若者を中心に浸透し、2017年ごろに、ユニクロやGU、ZARAなどのファストファッションブランドが一斉にビッグシルエットを展開したことで、定番アイテムとして定着しました。

オリジナルTシャツ製作においても、このトレンドを取り入れることで、現代のニーズに合ったオリジナルアイテムを作れます。この記事では、理想のビッグシルエットTシャツを作るためのポイントとおすすめのサービスを、初めての方にも分かりやすく解説します。

ビッグシルエットTシャツのサイズ選び

ビッグシルエットTシャツは、身幅や肩幅にゆとりを持たせた、全体的にリラックス感のある設計が特徴です。

普段着るTシャツは、体にぴったり合う「ジャストサイズ」を選ぶことが多いかもしれませんが、ビッグシルエットTシャツは、あえてゆったりと着ることでおしゃれに見せるアイテムです。一般的に、ビッグシルエットTシャツは通常のTシャツよりも1~2サイズ大きめに作られているため、普段着ているTシャツと同じサイズを選ぶようにすれば、だらしなく見えない「程よいルーズ感」で着られるでしょう。

サイズの比較
項目 通常サイズ(L) ビッグシルエット(L)
身丈 74cm 73cm
身幅 55cm 61cm
袖丈 22cm 25cm
肩幅 50cm 58cm
  • 通常サイズ:Printstar085-CVT / Lサイズ
  • ビッグシルエット:UnitedAthle5508-01 / Lサイズ

各部位のチェックポイント

ビッグシルエットTシャツを選ぶときには、「身丈(Tシャツの長さ)」「身幅(Tシャツの幅)」「袖丈(袖の長さ)」「肩幅(肩の落ち具合)」という4つのポイントに注目しましょう。

Tシャツのサイズ表記

身丈
長すぎるとだらしない印象になり、短すぎるとゆったり感がなくなってしまいます。
身幅
ゆったり感の決め手となる部分です。広すぎず狭すぎず、ほどよいゆとりがあるか確認しましょう。
袖丈
肘にかかるくらいの長めの袖が一般的です。
肩幅
肩の縫い目が腕の付け根よりも外側に落ちる「ドロップショルダー」が特徴です。この落ち具合がおしゃれに見えるか確認しましょう。

これらの寸法を、お手持ちのお気に入りのTシャツと比べてみるのがおすすめです。そうすることで、実際に着たときのイメージがしやすくなります。Tシャツのサイズについては「オリジナルTシャツのサイズ選びと測り方」も参考にしてください。

ビッグシルエットTシャツが作れるプリントサービス

オリジナルTシャツを作るサービスはたくさんありますが、ビッグシルエットTシャツを取り扱っているサービスはそれほど多くありません。今回は、特に人気の高い「TMIX」と「オリジナルプリント.jp」の2社に焦点を当て、ビッグシルエットTシャツの作成におけるそれぞれのサービス特徴を深掘りします。

TMIX

TMIXは、手軽さと高品質な仕上がりを両立させたいユーザーに特におすすめのプリントサービスです。特にビッグシルエットTシャツにおいては、そのラインナップとデザインのしやすさに強みがあります。

取り扱っているのは、5.6オンスの標準的な「ビッグシルエットTシャツ」や、9.1オンスの「マグナムウェイト ビッグシルエットTシャツ」、ロングスリーブTシャツなど、幅広い厚みとデザインのビッグシルエットTシャツを取り扱っています。

また、TMIXの「デザインシミュレーター」は、専用ソフト不要でWeb上で簡単にデザインを作成でき、デザイン初心者でも迷わず使える点が大きな強みです。さらに「プロのデザイナーによる無料デザインサポート」が利用できるため、デザイン経験の有無にかかわらず、あらゆるユーザーがストレスなくオリジナルTシャツを作成できます。

取り扱っているビッグシルエットTシャツ
UnitedAthle 5508-01 ビックシルエットTシャツ(厚さ5.6oz / インクジェット印刷 片面 / 1枚3,487円〜 / 送料無料)
UnitedAthle 4411-01 マグナムウェイトビッグシルエットTシャツ(厚さ9.1oz / インクジェット印刷 片面 / 1枚3,960円〜 / 送料無料)

オリジナルプリント.jp

オリジナルプリント.jpは、その圧倒的な商品ラインナップと多様なプリント方法、そして高度なデザインツールで、こだわり派のユーザーから法人利用まで幅広く対応できるサービスです。

ビッグシルエットTシャツの取り扱いも非常に豊富で、「Printstar 5.6oz ヘビーウェイトビッグシルエットTシャツ」、「United Athle 5.6oz ビッグシルエットTシャツ」、「United Athle 9.1oz マグナムウェイトビッグシルエットTシャツ」、レディース専用の「Cross Stitch オープンエンドマックスウェイト ウィメンズオーバーTシャツ」など、10種類以上のビッグシルエットTシャツモデルが用意されており、多様な体型や好みに対応しています。

また、印刷方法の選択肢も多く、インクジェットプリント、ホワイトインクジェットプリント、オンデマンド転写、シルクスクリーン、名入れ刺繍、簡易ロゴ刺繍、カッティング圧着など、非常に多岐にわたる印刷に対応しています。  

デザインツールは、画像の「背景自動削除機能」や、一度作成したデザインを他のアイテムにも簡単に使い回せる「テンプレート保存機能」、3Dプレビューなど、高度な機能が充実しているため、デザインを繰り返し使う予定がある方、より細かくデザインを調整したい方、仕上がりイメージを徹底的に確認したい方におすすめです。

取り扱っているビッグシルエットTシャツ
UnitedAthle 5508-01 ビックシルエットTシャツ(厚さ5.6oz / インクジェット印刷 胸中央 / 1枚2,629円〜 / 送料750円)
UnitedAthle 4411-01 マグナムウェイトビッグシルエットTシャツ(厚さ9.1oz / インクジェット印刷(胸中央) / 1枚3,124円〜 / 送料750円)

まとめ

オリジナルビッグシルエットTシャツの製作は、サイズ感のポイントを押さえれば、初めての方でも難しいことはありません。まずは、どんなTシャツが作りたいかを明確にし、理想のシルエットをイメージすることから始めましょう。

今回紹介した、TMIXとオリジナルプリント.jpは、どちらも魅力的なプリントサービスですが、Tシャツの種類やプリント方法、料金、納期、サポート体制など、それぞれに特徴があります。

もし「デザインに自信がないけれど、手軽にプロのような仕上がりのビッグシルエットTシャツを作りたい」と考えているなら、「無料のプロデザイナーによるデザインサポート」という手厚い支援体制のTMIXが適しています。

一方、「素材やプリント方法に徹底的にこだわりたい」「より多様なデザイン表現を追求したい」という場合は、
生地厚の幅広さと多くの印刷方法を選べるオリジナルプリント.jpがよいでしょう。

最終的に、理想のビッグシルエットTシャツを形にするためには、「何を最も重視するか」を明確にすることが大切です。手軽さ、デザインサポート、特定の生地感、プリントの多様性、コスト、納期など、優先順位に合わせて最適なサービスを選び、自分だけの特別な一枚をぜひ実現してください。